【6月第1週スタートアップニュースサマリー】AI活用の議事録作成事業を手掛けるオルツ、35億円の資金調達など
2022-06-06
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STARTUPS JOURNAL編集部
国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、スタートアップニュースサマリーを発表している。
先週はパーソナライズ化した人工知能「P.A.I.」を開発、提供するオルツが、Vertex Growthをリード投資家として、SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合、Dawn Capital1号投資事業有限責任組合およびSpiral Capital Japan Fund2号投資事業有限責任組合などを引受先とした第三者割当増資により、総額約35億円の資金調達を実施し、注目を集めた。今回調達した資金を活用して、世界的に大きな潜在市場規模を有するVoice-to-Text市場でのシェア獲得ならびに同社のビジョンであるデジタルクローン、P.A.I.に向けた事業をさらに加速すべく、調達した資金をプロモーション・人材採用・研究及び開発に充てる予定だ。
また、企業とユーザーがプロダクトをより良くする為のユーザーやファンのコミュニティに特化した、コミュニケーションサービス「Gaudiy」を運営するGaudiyは、KDDIやSBIインベストメント、STRIVE、ジャフコグループ、バンダイナムコエンターテインメントを引受先とする第三者割当増資により、総額25億円の資金調達を実施した。今回調達した資金は、人材採用の強化のほか、メタバースの新規事業、東南アジアへの進出、IP独自トークンの上場支援などに充当する予定だ。
テイラーメイドされたERPを、ローコードで構築できるHeadless ERP「Tailor Platform」の開発、提供を行うテイラーは、Airbnb、Dropbox、Stripe等のテクノロジースタートアップ企業を輩出した米国の名門スタートアップ・アクセラレータ・プログラム「Yコンビネーター」に採択された。Yコンビネーターの公式サイトによると、これまでにYコンビネーターに採択された3,000社あまりのスタートアップの中で、日本拠点のスタートアップの採択は15年ぶりであるとのことだ。
調達額：35億円調達先： Vertex Growth（リード）/ Akatsuki Ventures / DIMENSION / Industrial Technology Investment / SBIインベストメント / SBIホールディングス / SMBCベンチャーキャピタル / SMBC日興証券 / Spiral Capital / Yitu Capital / みずほリース / エムスリー備考：シリーズDラウンド / エムスリーとは資本業務提携 / Vertex GrowthはVertex Growth Fund IIを通して出資 / SMBCベンチャーキャピタルはSMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合を通して出資 / Akatsuki VenturesはDawn Capital1号投資事業有限責任組合を通して出資 / Spiral CapitalはSpiral Capital Japan Fund2号投資事業有限責任組合を通して出資 / Yitu CapitalはHT Asia Technology Fundを通して出資 / SBIインベストメントはTSVF1投資事業有限責任組合を通して出資 / DIMENSIONはDIMENSION2号投資事業有限責任組合を通して出資
調達額：25億円調達先：KDDI / SBIインベストメント / STRIVE / ジャフコグループ / バンダイナムコエンターテインメント備考：シリーズBラウンド1stクローズ
調達額：20億円調達先：Full Commit Partners / MonotaRO / ジャフコグループ備考：シリーズAラウンド / MonotaROとは資本業務提携を締結
調達額：10億円調達先：Sun Asterisk / アンカー・シップ・パートナーズ / サニーサイドアップグループ / ライフカード / 三菱UFJ銀行 / 京銀リース・キャピタル / 伊藤忠商事 / 凸版印刷 / 協和 / 大和ハウス工業 / 戸田建設 / 滋賀銀行備考：他4社からも調達 / 10億円超の調達
調達額：8億5,000万円調達先：NCBベンチャーキャピタル / QBキャピタル / 三菱UFJキャピタル / 大阪大学ベンチャーキャピタル / 広島ベンチャーキャピタル / 広島県環境保健協会 / 東京大学エッジキャピタルパートナーズ備考：シリーズAラウンド / 東京大学エッジキャピタルパートナーズはUTEC5号投資事業有限責任組合を通して出資 / QBキャピタルとNCBベンチャーキャピタルはQB第二号投資事業有限責任組合を通して出資 / 大阪大学ベンチャーキャピタルはOUVC2号投資事業有限責任組合を通して出資 / 三菱UFJキャピタルは三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合を通して出資 / 広島ベンチャーキャピタルは広島大学・広島県内大学発ベンチャー支援投資事業有限責任組合、HVC2号投資事業有限責任組合を通して出資
メルカリ、6月7日にプライム市場へ移行 東証再編後で初https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC317850R30C22A5000000/（2022/05/31)
千葉道場ファンド、最大60億円規模の3号ファンドを組成——イグジット起業家がLP参画、「ファンドまたぎ投資」が可能にhttps://thebridge.jp/2022/06/chiba-dojo-fund-3rd-fund（2022/06/01）
業務システムの開発基盤を提供するテイラー株式会社が、世界的なスタートアップ・アクセラレータ「Yコンビネーター」に日本拠点の会社として15年ぶりに採択https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000101637.html（2022/06/02）
スマホアプリで解錠可能なスマートロックサービス「SESAMI mini」を提供するCANDY HOUSE JAPANは、Wizと資本業務提携を締結した。この提携を通し、人々の生活をより一層快適に変革するAIoT、ロボティクス製品の開発を加速させ、高品質な製品をより安価な価格で提供していく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000016549.html（2022/05/30）
洋上風力でつくられた電力の運搬船「Power Transfer Vessel」と大型蓄電池工場の開発・提供を行うパワーエックスは、関西電力、K4 Venturesと資本業務提携を締結。この提携を通し、各蓄電池商品の開発に必要なエネルギーや電力需要などに関する知見を共有いただき、それを生かした蓄電製品の導入に向けて具体的な取り組みを行う予定だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000091509.html（2022/05/31）
洋服の3Dモデリングシステム「Virtual try on」などを提供するVRCは、小学館 及び 博報堂DYホールディングスと資本業務提携契約を締結した。VRCが保有する3Dアバタープラットフォームサービスを両社に提供し、新たな生活者接点になるような市場形成や生活者の行動研究などを推進していく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000058774.html（2022/05/31）
【5月第4週スタートアップニュースサマリー】グリーン電力ソリューション事業を行うクリーンエナジーコネクトが76億円を調達（リリース日：2022/05/30）
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