バーチャル空間ライブを世界に広める、VARKが10億円を調達。金沢大学は「国内初」自己財源100%のVC設立へ【最新スタートアップニュース】
2023-05-15
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STARTUPS JOURNAL編集部
国内の成長産業やスタートアップに関する幅広い情報を収集・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、スタートアップニュースサマリーを配信している。今週は、大型連休期間中の情報もまとめてお届けする。
バーチャル空間を活用した音楽ライブ開催などを手がけるVARKは5月11日、シリーズCラウンドのファーストクローズとして、第三者割当増資などで10億円を調達したと発表した。
VARKは音楽ライブなどが開催できるバーチャル空間の開発や企画提案などを手がける。これまでにVTuber事務所「ホロライブ」の所属タレントなどがVARKのプラットフォームでライブを実施してきた。観客はゴーグル型のVR（仮想現実）ヘッドセットやスマホなどから参加できる。
既存投資家に加え、SBIインベストメントと中国ゲーム大手・NetEase Gamesが加わった。加藤卓也・CEOは発表で「世界にこのカルチャーを広めていくには少なくとも10倍の資金とより多くの人の助けが必要」とコメント。国外のパートナーの必要性も強調した。
従来製法と比べて大幅に環境負荷を減らしながら「プリント基板」を製造するエレファンテックは5月9日、第三者割当増資で9億円を調達したと発表した。累計調達額は90億円になった。
プリント基板は、集積回路（IC）などの電子部品を取り付けて動作させるもので、飛行機からスマートフォンまで、ありとあらゆる電子機器に組み込まれている。
従来の製法では、製造過程で銅や化学物質が廃棄されるほか、大量の水が使用されることなどが環境負荷につながるとして問題視されていた。これに対しエレファンテックは、基材の上に金属の粒子を印刷し銅めっきを施す製法で負荷を大幅に削減している。
エレファンテックは2020年に量産化に成功し、既にモニターやセンサなどに組み込まれている。リコールを起こしたことがないのも強みだ。
清水信哉・代表取締役社長は「日本発のスタートアップが世界を取る」前例になると意気込む。起業ストーリーや、世界シェア100%を目指す理由を語ったインタビューはこちらから。
金沢大学は5月10日、大学発VCとして「ビジョンインキュベイト」を設立すると発表した。金沢大学が議決権を100%保有する。国立大学が自己財源100%の出資でVCを設立するのは国内初だという。
ビジョンインキュベイト設立後に1号ファンドを組成する。国立大学発スタートアップへの投資を通じて、「金沢を中心とした北陸地域発のテクノロジーによって世界にイノベーションを巻き起こす」事例を生み出したいとする。ファンドへの出資者であるLPも北陸地域を中心に募るという。
調達額：10億円調達先：ジャフコグループ / 三菱UFJキャピタル / ANRI / SBIインベストメント / NetEase Games備考：シリーズCラウンドファーストクローズ
調達額：9億円調達先：MEイノベーション投資事業有限責任組合 / QB第二号投資事業有限責任組合 / Wing2号成長支援投資事業有限責任組合 / 新生ベンチャーパートナーズ2号投資事業有限責任組合 / 第1号第四北越地域創生投資事業有限責任組合 / 脱炭素化支援機構 / みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合
調達額：6億5,000万円調達先：ジャフコグループ / DEEPCORE / みずほキャピタル / SMBCベンチャーキャピタル備考：シリーズA
調達額：5億5,000万円調達先：ユニバーサルマテリアルズインキュベーター / 西本Wismettacホールディングス / MTG Ventures / 沖縄振興開発金融公庫 / Beyond Next Ventures / ライフタイムベンチャーズ備考：シリーズAラウンド
調達額：4億3,000万円調達先：SBIインベストメント / JR東日本スタートアップ / DEEPCORE TOKYO 2号投資事業有限責任組合 / 他6社備考：JR東日本スタートアップとは資本業務提携も実施
「ChatGPT」と連携した企業向けwebアプリ「トリセツAI」を2023年4月28日リリース。取扱説明書、契約書などのPDF文書を読み込みAIが答える。個人向け「PDFトーク」も近日リリース。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000121473.html(2023/05/02)
金沢大学発ベンチャーキャピタルの認定を取得。国立大学等による自己財源100％出資としては国内初https://www.kanazawa-u.ac.jp/news/123651(2023/05/10)
シードVCのジェネシア・ベンチャーズ、「Genesia Venture Fund 3号投資事業有限責任組合（3号ファンド）」を総額150億円で組成完了https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000056091.html(2023/05/10)
EAGLYSと椿本チエインが資本業務提携を締結した。今後は、両社の技術・知見を結集し、物流変革に向けた「AI画像認識技術」のアップグレード、販売を加速していく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000041103.html(2023/05/08)
リノべるとオリエントコーポレーションが資本業務提携を締結した。今後は、リノベるが展開するリノベーションプラットフォームを利用される個人の顧客や、パートナー企業向けに利便性の高い金融商品や売掛金決済保証等の決済サービスの提供を検討していく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000049400.html(2023/05/09)
オンチップ・バイオテクノロジーズとアズワンが資本業務提携を締結した。オンチップ社製品のグローバル販売を拡大させていく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000068897.html(2023/05/09)
DataLabsとJR東日本スタートアップが資本業務提携を締結した。今後は、Modelyを活用した鉄道建設工事における配筋検査の自動化・効率化と点群データの自動モデル化技術を活用した鉄道構造物のデジタル基盤構築をテーマに連携していく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000083637.html(2023/05/10)
HACARUSとダイキン工業が資本業務提携を締結した。今後は、資本提携で調達した資金により、協業を加速させるための研究開発および人材採用に注力していく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000026090.html(2023/05/10)
アムニモとセキュアが資本業務提携を締結した。今後は、アムニモが開発・提供するハードウェア、ソフトウェア・クラウド製品群と、セキュアの既存のセキュリティソリューション事業やSaaS型ソリューション、AI技術を活用した新規ビジネスなどの各成長分野での連携を図っていく方針だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000037792.html(2023/05/10)
M&A発表日：2023/05/11取得日：2023/06/30買収額：非公表買収先：ベネッセホールディングス
【新規上場承認企業】
上場承認日：2023/05/09上場予定日：2023/06/13
上場承認日：2023/05/11上場予定日：2023/06/14
「SVB破綻の影響」と「次の成長領域」は。投資家が明かす“2023年のスタートアップ” ジャフコグループ・坂祐太郎パートナー
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