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【2018年3Q IRサマリー】Microsoft

【2018年4Q IRレポート】Alibaba
2018年4月26日に3Qを終えたマイクロソフトがプレスリリースを発表した。

業績ハイライト

【2018年3Qの主な実績】
└総売上高:221億ドル(前年同期比18%減)
└営業利益:83億ドル(前年同期比48%増)
└当期純利益:74億ドル(前年同期比54%増)

(参考:https://www.microsoft.com/en-us/Investor/earnings/FY-2018-Q3/press-release-webcast
(参考:https://www.microsoft.com/en-us/Investor/earnings/FY-2017-Q3/press-release-webcast

 

CEO サティア・ナデラ氏の表明(一部省略や表現の変化あり)

好調な滑り出し
今期は長期トレンドを追い、差別化を図ったイノベーションやエンゲージメントの増加をもたらす戦略を集中的に行うことができた。インテリジェントクラウド( *1)とインテリジェントエッジ(*2)の時代はもう到来しており、大きなチャンスを私たちに与えてくれている。今期はインテリジェントクラウドとインテリジェントエッジ事業を進めることを最優先事項としてきた。私たちはイノベーションを加速し、顧客やパートナーのニーズに応えるため、エンジニアリング組織全体を再編している。

*1:主に「Microsoft Azure」を軸としたクラウドサービスを人工知能や機械学習領域において活かしたプラットフォーム
*2:スマートフォンやタブレット、ノートPCといったモバイルのデバイスに加えて、センサーや産業機器、白物家電、自動運転車といったIoT(Internet of Things)のデバイス

今述べたことを背景とし、カスタマーソリューションにおいてのイノベーションや成長についての重要事項について述べていきたい。最大限の結果を出す職場をつくるには正しい文化とテクノロジーが必要だと考える。「Microsoft 364」はセキュリティやコンプライアンスを保証しながら、クリエイティビティを促し、チームワークやイノベーションを活性化させるAIツールで組織を支援するシステムだ。

マイクロソフトはクラウドセキュリティ領域において明確なリーダーだ。高度AIは毎月数千億以上のシグナルにおいて異常を識別し、検出を自動化し、サイバー脅威への対応を行っている。先週(4月中旬)「Microsoft Secure Score(3)」のサイバー攻撃シュミレーターや「Windows Defender ATP(4)」の自動検知機能と修復機能追加、インテリジェントセキュリティグラフ(*5) の新APIを発表した。

*3: 普段のアクティビティとセキュリティ設定に基づいてOffice 365 組織のセキュリティを分析しスコア化する機能
*4:ビジネス向けマルウェア対策機能
*5:コネクテッドシステムを保護し、変化し続ける脅威の状況を完全に掌握できるデータベース

コンプライアンス機能をクラウドサービスに直接導入した。最近ローンチされた新情報保護スキャナーやGDPRに備えた分類機能を搭載した「コンプライアンスマネージャー」を何千もの組織が利用してくれている。コカコーラは自社のデジタルトランスフォメーションに当社の高いセキュリティ性能を持つMicrosoft Cloudを選んだ。

「Teams(*6)」はチームワークのハブとなっている。181のマーケット、マースクやGMなどほか20万以上の組織が同サービスを導入している。Teamsは幅広いジャンルの通話や会議室デバイスが使用可能に。また、AIを活用しているサービスをTeams内にも組み込んでおり、最近では録音済みミーティングの議事録やタイムコーディングを代わりにとってくれる企業向けビデオサービス「Microsoft Stream」をTeamsに導入した。また、顔人認識機能を追加し、今後はさらに電話をかけたり、ミーティングにジョインしたり、3人での通話を声だけで始めることができる新Cortana機能を追加する予定だ。

*6 Office 365内のチャット中心ワークスペース

これら全てのイノベーションは顧客エンゲージメントを促進している。Windows10は企業内において勢いを増しており、Windows10は昨年度と比べ79%も月間アクティブユーザーが増加した。企業向けOffice 365は現在1.3億以上の月間アクティブユーザーを誇り、消費者向けOffice 365の登録者は3000万人以上いる。

(略)

ビジネスアプリケーション
「Dynamics 365( *7)」も好調だ。Dynamics内に組み込まれたOffice 365を使用して売上を向上し、マーケティングを自動化する何百もの新機能の開発を行い、AIの革新を実現した。

(略)

*7:マイクロソフトの顧客管理システム

インフラとAIプラットフォーム
「Microsoft Azure(*8)」の収益は今四半期に93%増加した。 これまで多くの適切な投資判断を下し、当社の全体的なシェアを拡大させている。 最近だとアメリカやアラブ首長国連邦、スイスを含む地域にデータセンターを拡大し、現在50の地域にデータセンターを設けている。

*8 Microsoft社が提供しているクラウドサービス

業界全体で「Azure Stack(*9)」の強力な顧客需要も続いている。 インダストリアルIoTはマニュファクチャリングの在り方を変え、クラウドとエッジのイノベーションを促進し、デジタル工場の進化を加速し、サプライチェーンのパフォーマンスを向上している。

*9:オンプレミスで常にハイブリッド アプリケーションを実行できるようにする Azure の拡張機能

Azure IoTとAzure Stackを使用することにより顧客やパートナーはエッジで動作するインダストリアルIoTソリューションを構築でき、工場のオペレーターはデバイスを管理してリアルタイムでデータを分析できる。 HoloLensもデジタルツインテクノロジーにおいて不可欠なツールになりつつある。

(略)

現在トヨタはAzureとHoloLensを使用して未来の工場を建設している。AIドローンを使用し工場の流れなどの複雑なプロセスを学習して自動化し、サプライチェーンと倉庫の効率を高める予定。 またマイクロソフトとABBは、スマート製造の境界を超えていくようなインダストリアルオートメーションを開発中。

マイクロソフトにとっての最重要エリア
インテリジェントクラウドとインテリジェントエッジは私たちにとって大きなチャンスである一方、 これら技術の信用度も確実なものにしなければいけない。私たちは3つの分野で信頼を勝ち取れるよう努めている。

1.プライバシー
プライバシーは基本的な人権であると認識し、それに応じて一貫して行動してきており、今後も引き続きそのような認識で行動していく。

2.サイバーセキュリティ
世界中のサイバー攻撃の拡大に対応し、顧客を守り保護する大胆なイニシアティブを導いている。 最近私たちは34のグローバルテクノロジーおよびセキュリティ会社の連合を率いて「Cyber Security Tech Accord」に署名。すべての人に安全でよりセキュリティの高いオンライン環境を提供するための業界初の重要な第一歩だ。

3.エンジニアリング・研究委員会におけるAI倫理
AIシステムのバイアスを検出し、対処するための新しい技術への投資を行う。

 

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