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【10月第1週資金調達】内視鏡の画像診断支援AIのAIメディカルサービスが46億円の資金調達

2019-10-07
STARTUPS JOURNAL編集部
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STARTUPS JOURNAL編集部
【10月第1週資金調達】内視鏡の画像診断支援AIのAIメディカルサービスが46億円の資金調達

注目の大型資金調達

AIメディカルサービス

調達額:約46億円調達先:Innovation Growth Ventures / SMBCベンチャーキャピタル / WiL / アフラック・ベンチャーズ / グロービス・キャピタル・パートナーズ / スパークス・グループ / 大和企業投資 / 日本ライフライン / 日本郵政キャピタル / 菱洋エレクトロ

2017年9月に創業した内視鏡の画像診断支援AI(人工知能)を開発する企業。2018年9月にはNVIDIA主催の「GTC Japan 2018」におけるInceptionアワードにおいて、最優秀賞を受賞した。AIメディカルサービスが事業を展開する内視鏡分野は、日本が世界をリードしている分野ではあるが、病変の見落としや2重チェックの負担など医療現場には相当の課題が存在している。同社は、この現状にAIを活用し、早期のがん発見につなげていくことを目指している。現在、同社の内視鏡の画像診断支援AIは、研究段階ではあるものの専門医の平均を上回る判別制度に達しており、臨床現場での活用に向けて改善が続けられている。

iYell

調達額:16億5000万円調達先:FFGベンチャービジネスパートナーズ / Global Catalyst Partners Japan / NNコーポレートキャピタル / SBIインベストメント / いわぎん事業創造キャピタル / ちばぎんキャピタル / アルヒ / ウエストホールディングス / クレディセゾン / ベンチャーラボインベストメント / 三菱地所 / 山梨中銀経営コンサルティング / 損害保険ジャパン日本興亜 / 日本モーゲージサービス / 横浜キャピタル / 池田泉州キャピタル / 野村不動産ホールディングス / 静岡キャピタル

代表を務める窪田光洋氏によって設立されたスタートアップ。住宅ローンとテクノロジーを組み合わせた住宅ローンテックの提供を行う。同社は住宅ローンのマーケットプレイスを軸とした「iYell 住宅ローンプラットフォーム」を構築している。メインサービスである「いえーる ダンドリ」は、住宅ローン手続きの一括管理機能として、住宅事業者・ユーザーとの「三者間チャット機能」や、住宅購入までのタスクを見える化する「タスク・スケジュール管理機能」を備えている。他にも不動産会社の口コミサイト「いえーる コンシェル」、”最高の住宅ローン”を提案する住宅ローン総合サイト「いえーる 住宅ローン ONLINE」を運営している。

SkyDrive

調達額:15億円調達先:Drone Fund / STRIVE / Zコーポレーション / 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ / 環境エネルギー投資

2020年以降の空飛ぶクルマ実用化に向け、自動車・航空業界、スタートアップ関係の若手メンバーを中心とした業務外有志団体「CARTIVATOR」から生まれたスタートアップ。同団体はビジネスコンテスト「維新」優勝、IVS Launch Pad 2016 Spring入賞などの経歴を持ち、2018年10月に活動と並行して同社が設立された。同社が目指しているのは、ミッションにもある通り、誰もがいつでも空を飛べるようなエアーモビリティ社会の実現である。空飛ぶクルマには都市部の移動時間の短縮や、離島や山間部の利便性の向上、緊急搬送・物販搬送の迅速化など、これからの人々の移動の概念そのものを大きく変える可能性を秘めている。また、滑走路や道路の整備に莫大な費用がかかる中、空飛ぶクルマは今後ますます人口が増えていく発展途上国の人々への新たな移動手段ともなり得る。同社はこうしたあらゆる人々、あらゆる手段に開かれたエアーモビリティを実現するために、航空・クルマ・ドローンのスペシャリストを中心として、道路や滑走路を必要としない垂直離着陸型、かつコンパクトな機体設計・製造を行い、実用化を目指している。2019年内の有人飛行試験開始、またオリンピック年の2020年夏のデモフライト、2023年の発売開始に向けて開発を進めていく。

akippa

調達額:約10億円調達先:SOMPOホールディングス

「電気やガスのような、世の中の人にとって必要不可欠なサービスを作りたい」という想いから設立されたシェアリングエコノミーベンチャー。全国の空いている月極や個人の駐車場をかんたんにシェアできるパーキングサービス「akippa」を展開している。メリットとして、予約ができること・料金が格安であること・事前に決済できることを挙げている。日本全国どこにでも駐車場がある世界を目指しており、これまで違法駐車による渋滞や交通事故を抑制できること・観光地の一時的な駐車場不足を解決することで地域活性化を図ること・訪問介護による一時的な駐車場を確保することなど、多くの社会問題の解決に貢献している。また同サービスは2018年11月に会員数100万人を突破し、2019年5月には駐車場の定期利用サービスを開始した。

バーチャルキャスト

調達額:約10億円調達先:川上量生

“VR総合プラットフォーム”の開発・提供を行なっているスタートアップ。主要サービスにVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」、3Dデータ流通プラットフォーム「THE SEED ONLINE」がある。「バーチャルキャスト」はユーザーがバーチャルキャラクターになって、VR空間のスタジオでリアルタイムにコミュニケーションできるVRライブ・コミュニケーションサービスだ。「THE SEED ONLINE」はVR向け3Dアバターファイルフォーマット「VRM」で作成された3Dキャラクター(人型アバター)および3Dデータ(VCI・GLB形式)をアップロードし、各種VRサービスや連携アプリで利用することが出来る流通プラットフォームだ。自身でデータを持っていなくても、公開されているデータを取り込んで利用することが可能。その他にも世界初の Vtuber支援サービス 「Vカツ(PC版)」などがある。

スカイマティクス

調達額:9億円調達先:Drone Fund / フェムトパートナーズ / 倉本泰隆 / 渡邉善太郎 / 藤野英人

「空から無限の情報を届け、あらゆる産業の課題をリモートセンシングで解決する」というビジョンの実現に向けて、独自の画像処理解析技術・AI技術・GIS技術をコアにし、農業、建設・測量、点検、防災分野向けに業務効率化や意思決定に役立つ、ドローンを活かすためのリモートセンシングサービスを企画・開発・販売しているスタートアップ。農薬散布サービス「はかせ」、多くのユーザーが利用中の農業向け葉色解析サービス「いろは」、測量・点検業界向けドローン計測サービス「くみき」、ドローン/RFIDによる資材管理をなどのサービスがある。また、保有する先進技術と豊富なノウハウを用いて、あらゆる産業の皆様が当たり前に利用できるリモートセンシングサービスの実用化と普及を目指していく方針だ。

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