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スタートアップ企業とは? 特徴と求められる人材

スタートアップ

「スタートアップ企業」とは何か。

もともとはアメリカのIT関連企業が集まるシリコンバレーにて使われていた言葉なので、スタートアップ企業と聞くとインターネット関連企業を思い浮かべる人も多いのではないか。有名なスタートアップ企業としてGoogleやFacebookが挙げられる。

しかし、例えばベンチャー企業との違いについてなど、その特徴を正しく説明できる人はわずかであろう。

今回はそもそもスタートアップ企業とは何か、その特徴や求められる人材について紹介する。

スタートアップ企業の特徴

スタートアップの特徴

スタートアップ企業の特徴は、主に3つある。

1.イノベーションを起こし、新しいビジネスを創出している
既存サービスやプロダクトの延長線上にあるものではなく、今まで市場に存在していなかったものを生み出している。そのため、そこには必ずイノベーションが存在している。
2.短期間で急成長を遂げる
スタートアップ企業は短期間でのEXITをゴールにおいている。
なお、EXITとは創業者やベンチャーキャピタル(以下、VC)が投資した資金を回収する方法のことを指します。IPO(株式公開)と、 M&A(企業買収)などが挙げられます。
日本ではEXITの規模が大きいとは言えませんが、アメリカではGoogleやFacebookなど大きなリターンを達成したスタートアップが多く存在するため、一攫千金を狙ってスタートアップ企業を設立するケースもある。
3.資金調達を積極的に行っている
新たな市場を開拓するため、外部から資金調達する必要性がある。その際、VCを使用することが多い。
VCとはハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う投資会社(投資ファンド)のことだ。VCは未上場の企業に対して、株式公開後のリターンを得るために投資しているため、成長支援も同時に行う。

つまり、スタートアップ企業とは、「イノベーションを起こすことで新しいビジネスを創出し、資金調達をしながら短期間で急激な成長をすることでEXITを目指す企業」といえる。

また、上記3点を踏まえると、スタートアップ企業がスタートアップ企業でなくなるのは、EXITした場合や、成長スピードが鈍化してEXITの目処もなく、資金調達ができない場合、もしくはその事業そのものから撤退した場合だといえる。

スタートアップ企業とベンチャー企業との違い

スタートアップとベンチャー

ベンチャー企業は和製英語で、投資を受けている会社のことをいう。そのため、スタートアップ企業はベンチャー企業の一部といえる。

スタートアップ企業とベンチャー企業との違いとしては、

・既存のサービスやプロダクトの延長線上に新しいビジネスを展開する
・EXITではなく社会課題の解決にゴールを据えている
・安定した収益と長期成長を目指す

などがあげられる。

なお、規模としては、小規模から中規模であることがほとんどだ。

スタートアップ企業が求める人材とは?

求められる人材

スタートアップ企業について説明してきたが、実際に働いてみたいと思った場合、どのような人材を求めているのだろうか。もしくは自分自身で起業したいと思った場合、どのような人材を集めればいいのだろうか。

1.ビジョンに共感している人
スタートアップ企業では短期間で結果を出すことが求められるので、特にコアメンバーはビジョンを深く理解してくれる人が良いだろう。その方が結束力も高まり、ゴールに最短最速で向かうことが出来る。
2.専門性を持ちながらも、あらゆる業務をカバーできる人
初期段階では少数精鋭メンバーで構成することが多いため、エンジニアなど専門性を有していることが求められる。しかし、営業やバックオフィス業務なども発生するので、それをもカバーできる人材が重宝される。
3.キャッチアップした情報を整備し、活用するインフラを整えられる人
新しい市場を開拓する上で重要なのは、外部で得た情報や技術を自社サービス・コンテンツにどう生かすのか、それをブレイクダウンする仕組みを作ることだ。

そのため、起こりうるリスクを考慮しながら、既存のものにとらわれずに新たな仕組みを構築できる人が求められる。

この3点が、スタートアップに求められる人材といえる。

ちなみに、スタートアップ企業で働くメリット・デメリットも併せて把握しておくことをおすすめする。

<メリット>
・裁量権をもって仕事ができる
組織がフラットかつ実力重視なので、役職はなくとも裁量権を持って仕事を遂行する機会が多い。
 
・マルチタスクスキルが身につく
領域外のタスクも担当するため多くのスキルが身につき、転職など次のキャリアに進む際に選択肢が増える。
 
・ストックオプション制度や持株会制度を活用することで資産形成が出来る可能性がある
ストックオプション制度や持株会制度が導入されている場合、会社が上場を果たし、株の値段が上がると多額のお金を手にする可能性がある。
<デメリット>
・育成システムが整備されていない
即戦力が求められるので、育成に時間を割く段階ではない。また、日々やるべき業務が変わる可能性がある。そのため、実戦レベルのスキルを持ち合わせていない人にとっては厳しい環境といえる。
 
・年収が下がる可能性がある
大企業から転職する場合、年収が下がるケースや、ボーナス・退職金が出ないケースもある。
また、大企業ほど福利厚生が厚くないケースもあるが「ペット同伴制度」や「失恋休暇」などスタートアップならではのユニークな制度も多い。
 
・倒産リスクがある
スタートアップ企業に限ったことではないが、大企業に比べると倒産確率は高い。

以上、スタートアップ企業の特徴とベンチャー企業との違い、および求められる人材について紹介してきた。

2018年6月には「J-Startup」というスタートアップ企業育成支援プログラムが立ち上がった。これは、経済産業省がユニコーン企業へと成長する可能性のあるスタートアップ企業を選出して集中支援するというものだ。

まだ日本では馴染みの薄いスタートアップ企業だが、イノベーションを起こすことで今後の日本市場を担う意義ある存在だといえる。

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