1. HOME
  2. MEDIA
  3. メガベンチャー5社出身起業家、キャリア選択の傾向を紐解く

メガベンチャー5社出身起業家、キャリア選択の傾向を紐解く

メガベンチャー

時代の変化に伴って、人の働き方に対する価値観が少しづつ変わってきている。初めて入社した会社のみでキャリアを終えるばかりではなく、キャリアアップを目指して転職、起業することも決して珍しくない。

ところが、転職や起業時には、さまざまな迷いが生まれる。転職や起業の際の事業領域選択も、そのひとつだ。前職の事業領域の延長線上で新しいキャリアを歩むこともあれば、まったく異なる領域を選択するケースもあるのかもしれない。

そこで今回、日本で起業家を多く輩出したメガベンチャーを例に、メガベンチャー出身者の会社はどこで、起業家はどんな事業領域を選択したかご紹介していく。多角的な事業体を持ち、新規事業を多く生み出すメガベンチャーでは、さまざまな起業家が生まれている。

先輩起業家たちの選択は、キャリアを考える際には解を見つけるヒントになるかもしれない。

メガベンチャー別起業家まとめ

今回以下3つの観点から5つのメガベンチャーに絞った。

1 . 大企業となっても事業を多角的に行うことで、さらなる成長を目指している。
2 . 裁量権の大きい社風である
3 . 人材輩出企業(起業家が多い)として名高い

さらに以下2点の基準で、各メガベンチャー別に起業家をまとめた。

1 . STARTUP DBの掲載企業
2 . 累計1億円以上(2019年3月1日現在)の資金調達または、EXITを果たしている企業

1. サイバーエージェント

2. DeNA

DeNA

3. GREE

GREE

4. リクルート

5. パーソルホールディングス(旧・インテリジェンス)

パーソル、インテリジェンス

メガベンチャー出身別で見るキャリア選択の傾向

キャリア選択

リクルート

まず、印象的なのはリクルート出身の起業家の数だ。リクルート出身の起業家は合計41名にのぼる。ほかの4つの企業と比較すると、4〜5倍以上の起業家が存在する計算だ。上場企業数も、そのほかの4企業に比べて10倍前後多い。

リクルート出身の起業家が選択した事業領域でもっとも多いのは、人材と不動産領域だ。リクルートのメイン事業である人材業、創業初期から売上を支えてきた不動産業と考えると、前職の事業領域での知見を活かした起業家が多いといえる。

サイバーエージェント

次に起業家の数が多かったのはサイバーエージェントだ。東証1部やマザーズへの上場を果たした企業が多く、大型の資金調達に成功しているケースも多い。

また、サイバーエージェント出身の起業家が選択した事業領域としては、ゲーム領域が多くしめる。中でも、スマホゲームの存在が挙げられる。サイバーエージェントには、国内にスマートフォンが流通し始めた時代から、未来を見据えてスマートフォンアプリやゲームなどの事業を展開した背景がある。リクルートと同様、前職での知見を活かして起業に踏み切った起業家が多いようだ。

DeNA

サイバーエージェントと同様、ゲームに関する事業を展開する起業家が多かったのがDeNA。アカツキを設立し上場を果たした塩田元規氏の存在が代表的だろう。

また、少し軸足がずれるが、DeNAからのMBOで誕生したミラティブも注目を集めている。これまでの2社と同様に、前職から領域の軸を変えずに起業するケースが多いといえるだろう。

GREE

GREE出身の起業家は、コロプラを始めとしたゲーム領域、グノシーやエブリーのようにメディア領域で起業している人が多い。これは同社がソーシャルメディア「GREE」や世界初のモバイルソーシャルゲームを開発するなど、メディア事業やゲーム事業に力を入れてきたからだろう。

これまでの企業と同様、自らの経験を活かす起業をしていると言える。また、GREE出身者が設立したスタートアップには、84億円の資金調達をしているエブリーや、次いで37億円調達しているエルピクセルといった大型資金調達を行なった企業もある。

パーソルホールディング(旧・インテリジェンス)

インテリジェンス出身の起業家の領域選択は、これまでの4社の出身者とは少し異なる。なぜなら、インテリジェンスの主事業である人材領域での起業が少数であるためだ。事業領域は企業によってさまざまであるが、インターネットの力を用いているという点で共通している。

今や多数の起業家を輩出するメガベンチャーとして成長したサイバーエージェント、映像配信に特化したUSEN-NEXT HOLDINGSを筆頭とした、インターネットを中心に多角的な事業領域をもつ企業が代表的だ。

次なるキャリアに向けて

キャリア、メガベンチャー

世の中にあらゆる働き方やキャリアが広まり、スタートアップへの転職や起業は、決して珍しいものではなくなっている。

OBやOGの姿から、自らが歩むべき次の道筋が見えてくることもあるかもしれない。本記事が、みなさまのキャリア選択における一助となれば幸いだ。

シェアする