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元マッキンゼーの起業家、事業領域の傾向は?

マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)は現在、世界60カ国以上に105もの支社を持ち、約27,000人もの従業員を抱える世界最大級のコンサルティングファームである。

また、政府やNPOまで多様な分野を受け持つ。プロジェクトは少数精鋭で進めるため、コンサルタントは常に最高の価値を提供することが求められる。

コンサルタントは膨大な情報量のインプットを短期間に行うスピードが求められる。自らの提案をクライアントに納得してもらうためだ。また、インプットと同時に、高いクオリティのアウトプットも欠かせない。

スピード感を求められた環境下の中で、インプットとアウトプットをどれほど効率よくこなせるのか。コンサルタントに求められるこの能力は、少し視野を広げてみると、起業家にも必要と考えられる。自社内では解決できない、クライアントの難易な課題に挑むプレッシャーもあるなかで、結果を残すことができるためだ。

そこで今回は、マッキンゼー出身の日本人起業家を調査した。STARTUP DBに掲載されている26名を設立年順に掲載し、事業領域についても紹介していく。

マッキンゼー出身起業家動向


表から分かるように2010〜2018年にかけて、マッキンゼー出身の起業家の数が一気に増加している。26名のうち半数の13名が、過去5年以内に起業している結果だった。

また、2010年以降に設立された企業のうち、上場している企業はロコンドのみだった。DeNA、レノバ、エムスリー、オイシックスの4社は2000年以前に設立され、上場を果たしている。

次は26社が手がけている主な事業領域を分類する。STARTUP DBの企業紹介に掲載されているセグメントに沿って領域別に振り分けたところ、次のような結果だった。

26社中5社が教育、4社が医療・介護と他の領域に比べて高い割合であった。続いて、ファッション、環境・エネルギー、農業が2社ずつと続く。全体として、各起業家は、領域に縛られることなく、あらゆる領域で事業を手がけていることがわかる。傾向としては、比較的業界として古く、テクノロジーが行き渡っていない業界であることが見て取れる。

26名の起業家の中には、マッキンゼー在職の際に受け持った案件から業界が抱える課題を見出し、その分野での起業を決断した方も見られる。今後、どのような分野に新たな動きが見られるのか注目したい。

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